【2012年7月 鍼灸と行動分析治療】
発達障害の原因となる身体的な問題を改善する領域を理学療法ではなくて、鍼灸治療で行うことになります。
3色のブロックを見本通りに積み上げることができるようになりました。
(弁別学習と模倣学習)
自閉症傾向のある2歳の子供を診ています。
ここ1~2ヶ月のうちに、言葉や言語の認識、動作の認識が
目に見えて高まってきています。
■ 鍼灸と行動分析治療1回目
1回目は、簡単な鍼灸治療と行動分析治療で必要なことをご両親と打ち合わせました。
具体的には、
・支援(プロンプト)の際のサイン
・マッチング(同定)の際の注意点
・衣服の着脱の際の注意点など
成果
紙遊びの時に、お母さんの膝の上に座っている2人のお友達のところへ、紙を持って行き、手を取り握らせた。ブランコの前に行き、ブランコと言った。
■ 鍼灸治療とは
鍼灸治療は、ツボと呼ばれる体の部位に鍼やお灸を刺激することで、体と脳の機能を調整する治療法です。
■ 鍼灸治療がお役に立てること
発達障害の症状は、脳の機能障害によって引き起こされます。
鍼灸治療は、脳の機能を調整することで、発達障害の症状を緩和することが期待できます。
■ 具体的な効果
■ 安全性
鍼灸治療は、副作用が少なく、安全性が高い治療法です。
■ 発達障害の症状の根本にアプローチできる。
行動分析学は、行動を観察して、その原因を分析し、
適切な行動を促すことによって、行動を改善する方法です。
発達障害の症状は、行動の異常によって引き起こされることが多いため、
行動分析学を用いることで、発達障害の症状の根本にアプローチできて改善に繋げることができるのです。
■ 発達障害の依頼主の生活の質を向上させることができる。
行動分析学を用いることで、発達障害の患者が日常生活を送る上で困難な行動を改善することができます。
例えば、自閉症の患者がコミュニケーションをとる能力を向上させたり、
ADHDの依頼主が注意力を高めたりすることができます。
これにより、発達障害の依頼主の生活の質を向上させることができます。
■ 長期的な治療が必要ではない。
行動分析学を本人とその支援者、親御さんが学ぶことで、
長期的に治療が必要ではなくなります。
これは、発達障害の依頼主にとって、経済的にも負担が少ない治療法であると言えます。
■ 具体的な例
自閉症の依頼主に対して、
行動分析学を用いて、コミュニケーションをとる能力を向上させるためのトレーニングを行うことができます。このトレーニングでは、依頼主がコミュニケーションをとる際に、どのような行動をとればよいのかを、具体的に教えていきます。
また、依頼主がコミュニケーションをとる際に、どのような行動をとればよいのかを、依頼主自身が理解できるように、フィードバックを行います。
依頼主の親御さん、支援者の方にもフィードバックをすることで、トレーニングが充実させることができます。