どうしても、「重いモノ」を持たないといけない時。
ありますよね。
持った後に、肩や腕に痛みが出ることあります。
腕が上がらなくなるときには、酷いときです。
依頼主は、ペットシッターです。
飼い主が留守の時、ペットを預かるお仕事をしています。
夕方、涼しくなって、犬たちを散歩に連れ出していました。
数匹が、一度に同じ方向に走り出しました。
そのハーネスが、勢いよく腕を引っ張りました。
腕に激痛が走りました。
腕の痛みは、日常生活のあらゆる場所に影響します。
炊事、洗濯、腕に痛みが出ます。
ため息も出ます。
ある日、買い物をした際に重いものを持ち上げた後に、
再び激痛がはしり、それ以降、腕が上がらなくなりました。
切実に何とかしたいという訴えです。
■ 治し方のポイント4点
■ 治療方法のポイントとしては、重症度の見極めです。
年齢は40歳後半(女性 福岡県宗像市在住)。動物が大好きで、見るからに面倒見がよく情に厚いそうな依頼主でした。
そういう依頼主は、病院や整骨院、カイロプラクティック、整体でやることにたいして、ワンパターンでこれでは治るものも治らないという認識を持っていました。
そこで、私は、治療のポイントについてお話ししました。
1 重傷かどうか?
2 いつまで冷やす?
3 リハビリをどうする?
4 痛みと#しびれの後遺症が残ったとき
■ 実は、重傷ではないですか?
■ 肩の周辺の筋肉や腱が断裂してないか主治医に聞いてください。
必要な検査があるはずです。
最初に整体などに行ってしまうと最初の段階できちんとした診断ができません。
断裂していた場合、手術など必要となる場合があります。
手術が必要かもしれませんよ。
ここでは、ガンの方も見つけたことがあります。
3か月以上、治っていなかったので、まず、病院へ行ってもらい発覚しました。
残念ながら、手遅れで亡くなってしまいました。
検査するまでは、信じてはダメなんですね。
■ 冷やす?温める?
■ まず、温める
院に来られる患者さんからもよく聞かれます。
私は、最初に選択すべきは、「温める」と言っています。
□温めるが正解の場合
温めてみて、気持ちが良ければ、そのまま温めます。
■ 温めるが不正解で冷やすが正解の場合
温めてみて、熱感がひどかったり、痛みが増幅した時には、冷やすほうを選択します。
■ 「冷やす」理由は?
これもよく聞かれることです。
「冷やす」理由は、炎症や痛みを抑えるためです。
■ どのように?徹底的に中途半端はダメです。
「冷やす」ことで、#血流を抑えます。血管を収縮させます。(血流不足)
そうでなければ、炎症の進行を抑えられません。
■ 修復するためには?
■ 血流が必要です。
血流が必要なので、温めて血管を拡張させます。
「冷やす」ことは、炎症や痛みをおさえること、しかし、それは、「修復」ではありません。
「冷やす」は、痛みを止めること。
「温める」は、修復することです。
■ リハビリをどうする?
■ 筋肉の損傷がどのくらいかによります。
あまり、早くリハビリを開始すると、損傷している部分以外も傷つき慢性的に痛みが取れなくなります。
リハビリをするタイミングが早すぎた場合にそうなることが多くあります。
■ 実際の治療 どんなツボを使うか
■ その人の状態によってかなり違います。
重たいものを持って腕が上がらなくなった患者さんです。肩腱板「断裂」ではなさそうです。
基本的に、整形外科に行き、画像診断を受けることが必要でと考えています。
つまり、湿布、リハビリ、鎮痛剤などです。
簡単です、どの治療法も原因を改善させることができないから、治らないのでしょう。
このような痛みがや違和感が1ヶ月以上続く場合は、「鍼灸治療」を
試して見る価値があります。
さて、治療ですが、
体質改善の治療<当院ではどんな症状に対しても行います。このあと
局所治療を行います。
その場合でも、「経絡」による遠隔からの治療と疾患部に近い部分の治療をします。
この写真は、遠隔と近い部分をあわせた治療になります。
■ ツボ的には、あぜ穴(「阿是穴(あぜけつ)」)になります。
約40本、かなりの本数の鍼です。
これでも足りないくらいです。
■治療にあたって、この依頼主は・・・・
そう思ってない人は、キラキラ輝かない。
■ 動物の話をするときに、キラキラ輝く依頼主です。
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