■ 足元から奪われる「歩みの自由」
足の痺れは、依頼主の「歩みの自由」を静かに、
奪い去りました。
立ち上がろうとするたび、
一歩踏み出すたびに襲いかかる電気のような痛み、
感覚が麻痺するような不快感。
まるで足元に「見えない重石」で繋がれているかのようです。
何よりも辛いのは、
これまで「良い」と信じてきた治療や自己判断が、
かえって症状を悪化させてしまったという「裏切り」の感覚です。
「わけあって、足の痺れが悪化した。」
この言葉には、明確な「理由」があるのです。
坐骨神経痛による足の痺れの多くは、
腰部の椎間板ヘルニアや梨状筋症候群など、
神経が物理的に圧迫されていることが原因です。
問題は「どこが圧迫されているか」だけではありません。
従来の「電気治療」「牽引」「ストレッチ」などが逆効果になるのは、
「神経の炎症」や「筋肉の硬直」という、
症状の真の原因を見誤り、
不適切な刺激を与え続けたことに他なりません。
たとえば、炎症を起こした神経に過度なストレッチは、
さらに炎症を悪化させます。
深部の筋肉の硬直を表面的なマッサージで無理に緩めようとすれば、
かえって周囲の組織に負担をかけ、症状を増悪させる結果となります。
私は、この「症状が悪化した理由」を見つけるために、
依頼主の身体が過去に受けた刺激が、
今、どのような「負の連鎖」を生み出しているのか。
その深層にある原因を正確に特定し、
「これ以上悪化させない」ための、
「根本から改善させる」、最適な治療を依頼主と共に選択します。
当院が目指すのは、
単に痛みを「麻痺」させることではありません。
この鍼治療は、依頼主の身体が長年抱えてきた「不適切な刺激による記憶」をリセットすること。
神経が本来持つべき「穏やかな伝達」を取り戻すことに焦点を当てているのです。
闇雲な力や、
根拠のない「気持ちよさ」に頼る治療は、
依頼主をさらに深い迷宮へと誘い込むだけでした。
「どこに行っても治らない」
「なぜか悪化した」という経験の依頼主。
依頼主の足の痺れは、決して諦めるべき症状ではありません。
■ 依頼主
■ 整体でしびれ出した。
足のしびれが2ヵ月前から始まり、
依頼主はいつも通っている整体院でツボを使った治療を受けていました。
しかし、前日の腰の治療の後、腰に違和感を感じ始め、
その夜はぐっすり眠ることができませんでした。
翌朝、激しい腰の痛みが走り、立ち上がることができませんでした。
整体師に相談したところ、
「腰の筋肉が硬くなっているため、深く揉んでほぐしたつもりが、
逆に炎症を引き起こしてしまった可能性があります」と説明されました。

当日の依頼主の治療の様子:鍼治療が初めてであることから、効果と鍼の不安感と痛みをバランスさせています。
■ 友人からの紹介で鍼灸治療の道へ
■ ハッキリ言って、不安でした。
友人から「骨格や筋肉に問題があるのかもしれないかも?
整体よりも鍼灸治療の方が効果があるよ」とアドバイスを受け、
鍼灸治療を受けることを決意しました。
初めての経験で不安の中、
勇気をもって治療にのぞみました。
治療中は、わずかな痛みと共に、じんわりとした温かさを感じたようです。
治療後、足のしびれがかなり改善されただけでなく、
腰の激痛も8割程度改善し、驚いていました。
整体でかえって悪くなってしまった経験から、
不安な気持ちもありましたが、鍼灸治療での劇的な改善により、
今後の仕事にも不安がなくなり、心身ともに楽になったようです。
■ 東洋医学と西洋医学の特徴
■ 副作用がない。
東洋医学は、西洋医学とは異なる独自の考え方や理論を持っています。
たとえば、東洋医学では身体の不調は「気の流れ」が滞っていることが原因とされ、
その「気の流れ」を整えることで治療を行います。
一方、西洋医学では身体の不調は病原菌や異常な細胞の存在によるものとされ、
痛み止め(軽いものから強いものまで)、抗生物質や手術などの治療法が主流です。
西洋医学に慣れ親しんでいる人にとっては、
鍼灸治療は不安な要素が多いかもしれません。
しかし、私達、鍼灸師は熟練した技術と知識を持っており、
実際に多くの人々が鍼灸治療によって改善を実感しています。
特に、慢性的な症状や痛みに苦しむ人々にとって、鍼灸治療は有効な選択肢の1つとなっています。
足のしびれという症状についても、鍼灸治療によって改善することができる可能性があるのです。
■ 治療回数について
■ 必要な鍼の数が決まると回数も決まります。
今回は、1回でした。
このように、1回の治療で劇的な効果が得られることもあります。
基本的な考え方は、
その治療に必要な鍼の数が、100本とした場合、
1回で終わらせたい依頼主は、100本
2回で終わらせたい依頼主は、1回に50本
5回で終わらせたい依頼主は、1回に20本
になります。
多くの場合は、何度かの治療を受けることで効果を実感することができます。
そのため、鍼灸治療を受ける際には、治療計画や回数について相談することが大切です。
■ プロアスリートが鍼灸治療を選択した理由
プロが「本物」にこだわる理由とは?
A4



















