■ 依頼主
■ ひどいぎっくり腰です。慎重派な性格です。
治療依頼は、「ぎっくり腰」の治療です。
依頼主(福岡県古賀市在住)の仕事は、夜勤を伴う製造業です。
重たいモノを移動させる仕事があります。
ミスが許されない仕事をしています。
後と先のことを十分に考えて行動します。
根拠に納得してから行動する印象です。
「慎重派」なのです。
それゆえ、自分の症状については、不安が強いです。
腰の痛み、足のしびれが、強くあるはずなのに、穏やかに話すのは、無理をしている証拠だと思いました。
■ みんなの評判を聞きながら、慎重に決めたはず。
■ しかし、時間とお金が無駄に使われました。
依頼主は、腰痛、ぎっくり腰で
近所でも評判の良いマッサージ・整体に通っていました。
ある日、マッサージの後に足が「しびれ」だします。
マッサージは、ダメだと思いました。
この「しびれ」を治すために、カイロ、整体、整骨院を渡り歩き始めます。
行った先では、「ここでは絶対になおります。」
「手術はよくないです。」 そういう楽観的なことを言われ続けます。
評判の良い治療所なので、それを信じてしまいました。
結局、どこに行っても治りませんでした。
最終的に病院へ。
その病院では、リハビリと投薬治療でした。
手術する必要ないという診断だからです。
精密検査で異常が見つからないのです。
半年近く、通院しました。
症状の改善に進展がありませんでした。
時間とお金だけが無駄に使われました。
■ 恐ろしいけれど・・・鍼灸治療を試してみよう
■慎重派の依頼主の重大決心 【曖昧な効果】 vs 【確実な効果】
依頼主は、「このままで大丈夫なのか?」 疑問でした。
マッサージ後、しびれが、2年も経過しているからです。
その頃、同僚の方が私の鍼灸治療を受けていました。
私の治療が職場で話題になっていました。
まず、「恐ろしい治療」であること。
次に改善するということ。
それでも、鍼灸治療については「怖そうだし、鍼って痛くないの?」という先入観があって、
治療に踏み切れませんでした。
痛みが改善するどころか、悪化していきました。
痛みに悩まされる日々が続き、
テンションは下がり、
落ち込んでいました。
頭の中で、自分が今後どういう治療をするべきか、
何が必要なのかを考えては、
結局は同じような治療を繰り返すだけで、
前向きになることができませんでした。
依頼主は、身体を治すために自分の中の常識を破りました。
■ 気にしていた痛みも許容範囲
■ 固定概念より効果を優先
治療期間は、3か月。
丁寧に、100本以上鬼盛りをしました。
最初に、
「手術する必要が無いか問いただしてください。」
と説明しました。
筋肉の固さであれば、1000本程度で治せます。
原因が別のところにあれば、1000本程度で治らないからです。
治療は順調でした。
痛みについては許容範囲内。
スムーズに治療できました。
7~800本程度で改善は7割以上でした。
■ 誰が本当のことを言っていたのか?
■治らない理由は、信頼関係がないから
昨日電話がありました。
腰痛の治療をしていた依頼主です。
半年ぶりでした。
病院のリハビリが終わったのですが、思わしくなくて。
リハビリ治療をお願いします。
治療を終了して、
3か月後、再び、痛みに耐えられず。
私の言葉を思い出し、病院を変えて再検査しました。
結果は、手術が必要でした。
依頼主は、次のことを言いました。
■ みんな無責任に治ると言っていた。
整体師は、「手術はしないほうが良い」と言った。
カイロでは、「治る」と言った。
自分の所では治せると言うばかりで、治らない理由の説明はなかった。
■ 依頼主は、「その通りでした」と言いました。
病院へ行く決断ができて、良かったです。
その後、日常で蓄積される腰痛、背中の痛みの治療を継続しています。
この依頼主と信頼関係があるからこそ、
身体の治療を継続できていると感じています。
「身体を治すために選択する治療方法が、どんな効果があるのか?」
しっかりと見極める必要があるのです。
■ 整体、カイロプラティック、整骨院でも改善しない。
整体で、逆にしびれが悪化した例です。