認知症と男性ホルモン(アンドロゲン)

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認知証頭部の症状

ある依頼主の病状が、「認知症」だったので、それについて調べてみました。
 
その中で「前立腺がん」の論文があって、

 
「ホルモン療法(男性ホルモン・アンドロゲンを低下させる)は、ホルモン療法をしない場合に比較して認知症のリスクが2倍程度になる。」
 
とありました。

つまり、「前立腺のがん」の進行を遅らせるために、「男性ホルモン」を抑制すると、「脳の働き」が低下する(「認知症」になりやすくなる)というものです。

これは、「東洋医学(中医学・鍼灸治療)」と奇妙な一致点があります。

 

「東洋医学」の意味する加齢とは?

「年齢を重ねる(加齢)」について次のように考えられています。
 
年齢を重ねる→腰が曲がる→精力(生殖能力も)が衰える→耳が遠くなる→認知が緩慢になる
 
つまり、加齢=腰が曲がる=精力の衰え=耳=脳は、関連性が高いと考えられているのです。

このことは、精力の衰え(生殖能力・男性器・女性器)は、脳につながっているということを意味します。 

まとめると、男性としての機能の低下は、脳の低下。
 
男性ホルモン(アンドロゲン)の抑制することで、男性器の機能の低下を促進する治療が認知症(脳機能の低下)になること。・・・このことは、東洋医学的にも、男性器・女性器は、脳とつながっているので十分に予想されることなのです。
 

JAMA Oncology誌に発表された新研究によれば、ある種のホルモン療法で治療している前立腺がんの男性は認知症のリスクがより高い可能性がある。

本研究では、アンドロゲン遮断療法(ADT)を受けた前立腺がんの男性は、ADTを受けなかった男性より、治療後5年以内に認知症と診断される可能性がほぼ2倍であることがわかった。
1940年代より使用されてきたADTは、テストステロンとジヒドロテストステロンのような男性ホルモンであるアンドロゲンの数値を低下させる治療であり、前立腺がん細胞の成長を刺激することが可能である。

American Cancer Societyによれば、ADTはもはや手術や放射線治療では治療できない場合、手術や放射線の後にがんが再発した場合、または治療効果を強化するために放射線前や放射線と並行して使用される可能性がある。

筆頭著者であるUniversity of PennsylvaniaのPerelman School of Medicine、Department of Radiation OncologyのKevin T. Nead氏とそのチームは、毎年米国では50万人の男性がADT治療を受けていると注記している。

ADTは前立腺がんの生存には有意なメリットを示してきた一方、いくつかの研究ではその治療が認知機能にとってマイナス要素となる可能性があることを示唆してきた。

昨年、例えば、同じ研究チームによる他の研究で、最も一般的な認知症の種類であるADTとアルツハイマー病の間の関係が明らかになった。

新しい研究は、ADTが認知症機能に対してさらに広範囲な影響がある可能性を示唆しつつ、それらの結果に基づいて進められている。

認知症リスクはADT治療を受けた男性では倍になる

研究者らは、1994~2013年の間に前立腺がんの治療をした平均年齢67歳の男性9,272名の診療記録を解析するために、”text processing”(文書処理)ツールを使用して最新知見を得た。

研究チームは、治療後5年以内の男性における、アルツハイマー病、血管性認知症、前頭側頭認知症を含む認知症発症を評価した。

ADT治療を受けなかった男性と比較して、ADT治療を受けた男性は5年間にわたって認知症と診断される可能性は2倍以上である;ADT治療を受けた男性は認知症絶対リスクが7.9%、ADT治療を受けなかった男性は3.5%であった。

研究チームは、年齢に関係なく、ADTと認知症のリスクはやはり倍であることを発見した。

70歳以上の男性の中では、認知症を発症する絶対リスクはADT治療を受けた場合13.7%であった。それに対して、ADT治療を受けなかった場合、6.6%であった。70歳より若い男性では、ADT治療を受けた場合、認知症リスクは2.3%であった。それに対して、ADT治療を受けなかった場合、1%であった。

本研究は、ADTが認知症リスクを上げる可能性があるというメカニズムを正確に示すために計画されていなかったが、著者らはテストステロンが脳細胞を保護することを示す従来の研究を提示する。それ自体は、ADTによりホルモン値を下げることは脳が認知症を食い止める方法のいくつかを除外する可能性がある。

「低テストステロンとアンドロゲン遮断療法は、心臓代謝疾患を増加させることも示されてきた。それは、神経血管機能に影響を及ぼすことにより、認知症の非依存性のリスクファクターである」と、Nead 氏はMedical News Todayに語った。
「これらのメカニズムを通して、ADTは神経血管機能を全体的に減少させ、その結果認知症リスクを上げるる可能性がある」

「医師は、ADTの認知症リスクの可能性について患者に話すべきである」

Nead氏と研究チームは、現在ADTと認知症の間の関係を示す2つの研究をプロデュースしていることを踏まえ、彼らはこのがん治療の認知症への影響に関する更なる研究が必要なこととされると述べる。

「高齢で長期間の元がん患者人口は増加し続けているので、 がん治療が後に残す健康問題はきわめて重要になるだろう。重要患者と医療制度が今日ADTを受けている患者の大部分の中でさらに高い割合かどうかに影響を与えると考えると、この療法と認知症の関係を調べるためにさらなる研究が必要とされる」と、Kevin T. Nead氏は述べた。

MNTはNead氏に医療提供者はADTの認知症リスクの可能性について前立腺がん患者に警告すべきかどうか尋ねた。

「すべての男性がADTのリスクとベネフィットに関して医師きめ細かなディスカッションをするべきである。現在存在する文献に基づき、多数の前向き、後向き試験において示された認知症リスクはに関して患者と相談することは妥当である」と、氏は応えた。

「しかしながら、ADTがある前立腺がん患者において寿命を延ばす治療であれば、この研究だけに基づいて臨床診療に対して特別な変更を加えることを推奨しないだろう」

http://www.medicalnewstoday.com/articles/313452.php
(2016年10月13日公開)

■ 院長から

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 まだ会えていない依頼主のために正直に伝えたいこと


「つらい症状」と「鍼の違和感や痛み」を天秤にかけた時に、

あなたの鍼に対する「違和感や痛み」が出ないように、

更に、希望に沿うように第一に治療します。
しかし、「つらい症状」が取れるなら、

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たかが「肩こり」、されど「肩こり」

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でも、「お金儲け」・・得意ではないんですよ。

職人としての判断「症状の再発を無くすために」

しかし、私なら、基本的に「体全体の治療」をしたくなります。

妥協してしまった「局所の治療(その場所の治療)」だけでは、再発する可能性が高いからです。

「妥協をしない治療」とは、ベストを尽くして、それを積み重ねて、最後に完璧を目指す。

そうなると、じっくりとその患者さんの病気に向かい合うしかありません。

しかし、それは、「危ない橋」を渡ることになります。

それは・・ こだわり

なぜ、「体全体の治療」にこだわるのか?
なぜ、「危ない橋」をわたるのか?

それは、治療者、職人として、

「あなたの体には何が必要なのか?」を判断したからです。

あなたの体を「肩こり」を起こしにくい体にしたいから。

まだまだ、生活を楽しんで欲しいから。

ずっと、ずっと「元気」でいて欲しいからです。

おそらく、治療時間と回数は長くかかります。

でも、あなたから得る利益、採算時間的な効率、あなた一人の予算には、目をつむること。

無視することにしています。

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ここが、「1番大切」なこと。

「安く治療してくれ」という要望に応えた訳じゃありません。

「安く治療してくれるところ」は、巷にあふれています。そうでしょう?

わざわざ、「小さな鍼灸治療院」に来る必要はありません。

しかし、あえて、本院を選んでくれた「あなたの気持ち」だけに寄り添う「治療」が、

ココにあります。

私は、「たくさんの鍼」を刺しているのではありません。

あなたの「たくさんの幸せ」を一緒に探しているのです。

全力で丁寧に
持ちうるすべての技術を
依頼主のために

治療について、わからないことがあれば、遠慮無くお問い合わせください。

 

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◆ 院長   平田 祥

北九州市出身

・福岡教育大学卒業 <地学科 天体物理学>

・私立高校講師 物理 生物

・福岡県福津市内 公立中学校 理科講師

・鹿児島県 理科 教員採用試験に合格

・鹿児島県 正規 教員<教育公務員>

生徒指導主任、理科主任、道徳主任などを歴任

教育論文など発表 特選など受賞

退職

現在 鍼灸師

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