当院での鍼灸治療がどのような効果をねらっているのか、
説明したいと思います。
このブロクをよく読まれている方ならすでに
ご承知でしょうが、
私は鍼灸治療をするときに
中医学 東洋医学 鍼灸治療・・etcのすべての
いいこと を患者さんの治療でねらいます。
なので治療時間は長いです。
でも、
すべてのいいことが、本当に起こるとは信じていません。
そう考えるのは、僕が理科の教員だったことにあります。
理科の授業で「○○の法則」というのを習ったと思います。
でも、この「法則」というのは、
簡単にいうと
「理由はわからないけど、そのような結果になる」というもので
厳密か?といわれると
厳密には、例えば、今はやりの ナノ レベルでは
近似されていると考えられるのです。
でも、この近似の厳密さは、現象の真実に近いものです。
だから、いま、このブロクを見ているあなたのPCも「オームの法則」(近似)で
作られていても、立派に動いているのです。
鍼灸治療は、体を治療することの 近似 なのか?
どのくらいの 近似 なのか?
僕には、わかりません。
ですから、
すべてのいいことが、本当に起こるとは信じていないのです。
しかし、
このブロクで当院で経験したことは
何かを信じさせるものでもあるのです。
今回のこの結果もその一つです。
一応、現時点の<速報>という経過途中ということで
お知らせします。
その前に
福田-安保理論というのを検索してみてください。
ガン、膠原病、アレルギーなどの病気の改善を
勉強していくと、
あらゆる病気の原因と改善方法の一つとして
この福田-安保理論に行き当たります。
僕には、この理論が正しいのか正しくないのか
結論は出ていません。
でも、それを補足する結果を体験することは
少なくありません。
検索→ 福田-安保理論
肝硬変の患者さん(男性 60歳代)を診ています。
同時に、糖尿病、血小板の減少などの症状もあります。
その患者さんの血液検査の結果です。
お孫さんがADHDで当院で治療中、
それで、当院に興味を示し
11月よりご夫婦で週に1回来て治療中です。
奥様の方は、「歩き」「ものわすれ」の治療です。
「歩き」改善され、目下「ものわすれ」を重点的にしています。
さて、旦那さんの血液検査の結果を示します。
リンパ球の数値のピークは、2009年12月16日です。
次の2010年1月20日には、少し下がるので
本当のピークは、2010年1月初旬かな・・と思われます。
その期間、ALPは安定。CRPは低下。
HbA1Cは、2010年2月15日で改善され、正常値になっていることから
HbA1Cは約2ヶ月前の血糖値の様子を示すモノなので鍼灸治療を
開始した時期に一致。当院での糖尿病の改善に一致。
アンモニアも良好。
が、しかし
2010年1月20日~2月15日にアンモニア、ALP、悪化。
この間にあったことは、
鍼灸治療は1週お休み。
それと、くすりの変更。
足の浮腫(病的ではない)がでてきたので
利尿剤。
とたんに
白血球、好中球、リンパ球 アンモニア 血小板 悪化。
患者さんは、アンモニア改善の点滴2日に1度3時間。
飲み薬1ヶ月分
利尿剤1ヶ月分の処方で
今日も服用されています。
福田-安保理論・・・ほんとうにあるのかな?