今朝、60歳女性とのインフルエンザワクチンの話 【その1】
患者さん:「インフルエンザワクチン、今年は、やめようかと思って」
私:「あらま。どうしてですか?」
患者さん:「去年しても、インフルエンザになりましたよ。あれ、効かないでしょう?」
私:「そうですね。インフルエンザワクチンしていても、感染しますよ。感染するかどうかという点では、”効かない”と思っても仕方ないですよね。インフルエンザは、おおくは鼻と喉のから、身体に入っていきます。だから、うがいが大切ですけど。インフルエンザワクチンをしても鼻と喉でインフルエンザウィルスを防ぐことができないので、ワクチンをしている人もしていない人も同じなんですよ。」
患者さん:「あら、それじゃあ、無駄なんですね。」
私:「無駄というか。重症化は避けられるようなのでその点では、無駄では無いと思いますけど、避けられるかどうかは、確率論ですけどね。笑
とにかく、うがい、手洗い、人混みを避けるという方法でしか感染が効果的に防げないのですよ。それに、最近は、そういうインフルエンザワクチンが感染予防に弱点があるから、鼻にするワクチンの研究もされているようですよ。」 ▲補足1)インフルエンザワクチンにあこがれている立場の者として、(^^♪
インフルエンザの抗原抗体反応(免疫効果)ついて、天然の場合(普通にインフルエンザで苦しんだ)、養殖の場合(インフルエンザワクチン注射)では、養殖の場合の免疫効果は、数か月に対して、天然の場合の免疫効果は、数十年持つ場合もあるそうです。
また、養殖の場合には、よく言われるインフルエンザの型が変異すると、ワクチンが対応できなくて、効果は落ちるのに対して、天然物は、養殖ものよりも、柔軟に対応できるようです。
自然感染によって誘導される免疫は、不活化ワクチンの注射によるもの
よりも、変異ウイルス感染に対する交叉防御能が高い。
(1960年代から知られていた事実) http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000046765.pdf
患者さん:「そうなんですね。じゃあ、うがいは、ワクチンしていても絶対なんですね。」
私:「そうですよ。それに、もう一つ、65才以上になると、インフルエンザワクチンをしていても、重症化する率は高いそうですよ。」 ▲補足2)・高齢者においてはインフルエンザワクチンは有効でない可能性が高い. http://drmagician.exblog.jp/21377410/
患者さん:「えーーそうなんですか?」
私:「なので、インフルエンザワクチンした場合でも、うがいと手洗い、人混みは避けましょう。」・・・・【その2】に続く。
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▲戻る1 | インフルエンザワクチンにあこがれている立場の者として、(^^♪ インフルエンザの抗原抗体反応(免疫効果)ついて、天然の場合(普通にインフルエンザで苦しんだ)、養殖の場合(インフルエンザワクチン注射)では、養殖の場合の免疫効果は、数か月に対して、天然の場合の免疫効果は、数十年持つ場合もあるそうです。 また、養殖の場合には、よく言われるインフルエンザの型が変異すると、ワクチンが対応できなくて、効果は落ちるのに対して、天然物は、養殖ものよりも、柔軟に対応できるようです。 自然感染によって誘導される免疫は、不活化ワクチンの注射によるもの よりも、変異ウイルス感染に対する交叉防御能が高い。 (1960年代から知られていた事実) http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000046765.pdf |
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▲戻る2 | ・高齢者においてはインフルエンザワクチンは有効でない可能性が高い. http://drmagician.exblog.jp/21377410/ |