■ 手術後も続く足の痺れと冷えに、深い絶望を感じている依頼主
手術という、大きな決断と希望を背負ったはずなのに。
今も続く足の痺れ、
そして冷え。
それは、まるで依頼主の足が「見えない鎖」に繋がれ、
氷のような冷たさに囚われているようです。
脊柱管狭窄症の診断。
手術という「最善の道」を選んだはずが、
期待した未来は訪れず、
再び深い絶望の淵に立たされているのです。
失われたのは、単なる痛みだけでなく、
「もう治らないのかもしれない」という、未来への希望を失ったのです。
脊柱管狭窄症の手術は、
物理的に狭くなった神経の通り道を開放するという「構造的な問題解決」には極めて有効です。
しかし、なぜ手術後も足の痺れや冷えが残るのでしょうか？
そこには、「原因」があります。
長期間圧迫されていた神経は、
開放されてもすぐに機能を回復するわけではありません。
「炎症の記憶」が残り、
神経伝達に微細な乱れが生じることで、痺れや感覚異常が持続します。
狭窄症を発症するまでの間、腰部や足周囲の筋肉は、
神経圧迫をかばうために「過度な緊張」を強いられていました。
手術後もこの慢性的な硬直が残ることで、足への血流が阻害され、冷えや痺れが継続する「負の遺産」となるのです。
私の鍼治療は、この「手術では届かない領域」に深くアプローチします。
過敏になった神経の興奮を鎮め、
神経細胞の回復を促進します。
同時に、長年の緊張で硬直した腰部や臀部、
足の深層筋肉を物理的に緩め、血流を改善することで、足の痺れと冷えの根本原因にアプローチするのです。
当院が目指すのは、依頼主の身体が本来持つべき「機能」を取り戻すことです。
足の痺れや冷えは、単なる不快感ではありません。
それは、依頼主の身体が「まだ改善の余地がある」と訴えるている状態です。
もちろん、手遅れの場合もありますが、
鍼灸治療は、身体の奥深くに眠る「自己治癒力」を覚醒させることができます。
■ 依頼主
70歳代の女性（福岡県福岡市在住）の依頼。
数十年前から、足に「しびれ」、「痛み」、「冷え」がありました。
苦しみの末、腰の手術します。
診断名は、「脊柱管狭窄症」。
手術後。
杖をついて歩く状態です。
食品販売のお店を経営。
ストレスがあります。
自由に動けないからです。
手術に踏み切りました。
よくよく主治医と相談の上、
よい結果を半ば確約したような感じだったからです。
結果は、依頼主が期待したものではありませんでした。
■ 手術をする意味はあるのか？
■ 手術をする決断は、あいまいな理由はダメなのです。
話し合いと、主治医からの手術の押し付けは違います。
手術することで、今の症状がすっかりと取れると思っていませんか？
「主治医が確実に治ります！」と言っていないのに。
■ 本日、1回の治療で足先が温まった例
しかし、足の「しびれ」と「冷え」が取れません。
という依頼主。
■ 結果、とても喜ばれて、治療した甲斐がありました。私も嬉しい！
「手術」をしたのに症状が良くならない理由は？
■ ぎっくり腰だからです。
しびれや痛みは、「筋肉」で神経が圧迫されるからです。
これを、ぎっくり腰というのです。
病院で、神経の圧迫の原因が「脊柱管狭窄症」と診断したら、原因は「背骨」です。
「背骨」が原因であれば、「手術」で治します。
脊柱管狭窄症は、手術でないと治りません。
背骨の中で、神経を圧迫は、手術が必要だからです。
リハビリでは、治りません。
「手術」して、症状が改善しないのは、「原因」が違っています。
骨が原因ではありません。
しびれ、痛みは残ります。
判断ミスです。
■ 手術をして治らなかった時には？
１ 「手術」したところが原因では、無かった。
２ 神経が何かの「圧迫」を受けている。
３ 「自律神経」により神経の緊張で「血流不足」になっている。
■ どんな治療をすればよいのか？
■ きちんと病院で、検査する。
原因が「骨（脊柱管狭窄症・ヘルニア）」にあるのか、
「筋肉」にあるのかを、主治医に問いただしましょう。
「筋肉」の場合、硬くなったことが原因です。
固くなれば、「血流不足」を引き起こしています。
「血流不足」は「神経」に障害を起こします。
これが、「しびれ」の原因です。
このような「手術」や「リハビリ」で改善しない「しびれ」の原因は、筋肉に原因の可能性が高いです。