1 基本概念
1診断
行動の遅れ
1 言語
位置関係 代名詞、前後関係
2注目
視線合わせができない。
3感情の幅
親密な親子関係を発展させない可能性
4おもちゃ遊び
5友だち遊び
6身辺自立のスキルの発達
7模倣の遅れ
8認知的発達
行動の過剰
かんしゃくの制御に対するフォロー
1 かんしゃくと過剰
2 儀式的行動、自己刺激行動
ノーマルに発達している行動
スプリンタースキル、損なわれていない知的機能の小島
1運動の発達
2記憶
3よく発達した特別な興味
4特別な恐れ
2 連続モデル
反応般化がわずかにしか生じない、刺激般化もわずかに生じない。
自閉症の人々は、ひとたび特別な環境が構築されれば学習することができる。
◆行動理論と伝統的理論との対比
○行動分析治療 強化性制御
大量の適応行動(認知的、言語的、社会的行動)
○伝統的治療
刺激性制御
愛と受容を示すこと、抱っこすること、話し言葉を刺激する状況を設計すること、身体のセクササイズをさせること
3 行動分析治療の評価
◆1973年治療研究
予想通りにならなかった。
過去の間違えを認識することで可能となった。
言語を獲得した子供は、適切な行動を習得する教育環境に接触することが可能になった。
別の環境に般化させることができない。
近道は無い。
◆1987年UCLA
○最年少の子供
○場面限定に起こる
○反応般化が限定的にしかおこらない。
○親は優れた教師になることが可能
○仲間との友人関係をつくることの重要性
○獲得されるべき行動
言語行動
社会的行動
遊び行動
身辺自立行動
○集団への統合
自閉症の子供は、他の自閉症の子供と一緒にされるよりも、
通常に発達している子どもたちの中にされるほうが、より適切な行動をする。
他の自閉症の子供の前では、それまで発達させたソーシャル・スキルや
言語スキルは数分もしないうちに姿を消す。
○個人差の考慮
聴覚型学習者と視覚型学習者
4 指導をはじめるまでのステップ
○教えることを学ぶ
子供の親が、教える方法を学ぶことも不可欠。
子供を治療したいという専門家は大勢いるかもしれないが、有効な治療がおこなわれるかわからない。
○改善には、時間がかかることを理解する
○罪悪感を克服する
○治療チームをつくる
○子供が適切な模倣スキル、身辺自立スキル、言語スキルを習得したら、学校(幼稚園)にいれる。
・教材を与えるだけで、あとは子供の成熟をまつ先生ではなく、子供にチャレンジして、しっかり指導する先生を選ぶようにする。
・発達の遅れのある子供が複数いるクラスは避ける。
・子供の正式な診断名を先生に言わないようにする。
・子供が学ぶ手助けをする人を付き添わしてもいいかを尋ねる。
・子供の特異な面にどう対応すべきかについて、こちらから時々助言して良いかを尋ねる。
・問題がおこったときには、先生に連絡したり、先生から電話をもらえたりするかを尋ねる。
5過剰なかんしゃくと自傷行動
・かんしゃくは、フラストレーション(挫折・欲求不満・欲求阻止)によって起こる。
フラストレーションに対処する適切な方法を学ぶ必要がある。かんしゃくを、長期的に抑制する方法。
・かんしゃくや自傷行動によって注目や愛情を入手できること、そうした、行動が増え、激しくなることが確認されている。
・自傷行動やかんしゃくを起こすことによって、大人の要求から逃れることができ、それらの行動はさらに激しくなる。
・注目を得ることによって、かんしゃくが強化されているのであれば、かんしゃくを起こしている
6自己刺激行動
7動機づけの問題
8注目の問題
当院の発達障害の症例