■ 手術をしました!
■ 時間とお金だけが無駄に使われたのです。
=初診での印象=
依頼主(福岡県古賀市在住)の仕事は、夜勤を伴う製造業です。
重たいモノを移動させる仕事があります。
ミスが許されない仕事をしています。
後と先のことを十分に考えて行動します。
根拠に納得してから行動する印象です。
「慎重派」なのです。
それゆえ、自分の症状については、不安が強いです。
痛み、しびれなどかなり強くあるはずなのに、穏やかに話すのは、無理をしている証拠だと思います。
昨日電話がありました。 腰痛の治療をしていた依頼主です。
半年ぶりでした。
依頼主:「あの後、手術をしました。」
「病院のリハビリが終わったのですが、思わしくなくて。 リハビリ治療をお願いします。」
私:「手術したのですか?」
依頼主:「ハイ、手術しました」
私:「それは、良かったですね。」
依頼主は、腰痛、ぎっくり腰でマッサージに行っていました。
ある日、マッサージの後に足が「しびれ」だします。
マッサージは、ダメだと思いました。
この「しびれ」を治すために、カイロ、整体、整骨院を渡り歩き始めます。
行った先では、「ここでは絶対になおります。」
「手術はよくないです。」 そういう楽観的なことを言われ続けます。
それを信じてしまいました。
結局、どこに行っても治りませんでした。
時間とお金だけが無駄に使われました。
最終的に病院へ。
その病院では、リハビリと投薬治療でした。
手術する必要ないという診断だからです。
精密検査で異常が見つからないのです。
半年近く、通院しました。
症状の改善に進展がありませんでした。
■ 恐ろしいが・・・鍼灸治療を試してみよう
■ 改善する可能性があれば、試すべきです。
依頼主は、 「このままで大丈夫なのか?」 疑問をもちました。
マッサージの後のしびれが、2年以上も経過しているからです。
その頃、同僚の方が私の治療を受けていました。
私の治療が職場で話題になっていました。
まず、「恐ろしい治療」であること。
次に改善するということ。
そこで、その同僚の方の紹介でここに来るようになりました。
■ 気にしていた痛みも許容範囲
■ 固定概念より効果を優先
治療期間は、3か月。
丁寧に、鬼盛りをしました。
最初に、
「手術する必要が無いか問いただしてください。」
と説明しました。
筋肉の固さであれば、治せます。
原因が別のところにあれば、治らないからです。
治療は順調でした。
痛みについては許容範囲内。
スムーズに治療できました。
7~800本程度で改善は7割以上でした。
■ 誰が本当のことを言っていたのか?
■治らない理由は、信頼関係がないから
しかし・・・
治療を終了して、3か月後、 痛みに耐えられず。
私の言葉を思い出し、病院を変えて再検査しました。
結果は、手術が必要でした。
依頼主は、次のことを言いました。
整体師は、「手術はしないほうが良い」と言った。
カイロでは、「治る」と言った。
自分の所では治せると言うばかりで、治らない理由の説明はなかった。
私の言った通りだったでしょう?
依頼主は、「その通りでした」と言いました。
病院へ行く決断ができて、良かったです。
その後、日常で蓄積される腰痛、背中の痛みの治療を継続しています。
この依頼主と信頼関係があるからこそ、身体の治療を継続できていると感じています。
「身体を治すために選択する治療方法が、どんな効果があるのか?」
しっかりと見極める必要があるのです。