
三叉神経痛の治療
◆氏名 匿名 福岡県福津市在住
◆性別 女性
◆年齢 75歳
初診時 2009年2月
一昨年(2008年)三叉神経痛を発症。3か月間病院で治療を続け症状はおさまりました。 昨年のゴールデンウイークに再発し、病院での治療や痛み止めの服用を続けてきましたが、症状は改善せず激痛に耐えています、 という状態でした。
◆薬剤が効かずに、激しい痛みがある。
◆激しい痛みのために、外出ができない。
◆激しい痛みのために、眠ることができない。
◆主治医からは、「一生我慢するしかない」 「三叉神経痛の人は、みんな我慢している。」と言われている。
治療の結果
うそのように顔面の痛みがありません。 強いて言えば、歯磨きの時に少しありますが、
普段の痛みは全くありません。 夜間の頭痛もなくなりました。 週2~3日は、1時間位しっかり昼寝ができます。
◆16日間、顔面の痛みがないということで、 治療は終了しました。
治療の様子と経過

回数 治療効果
【1】 治療中・治療後とも 痛みが出ていません。
【2】 前回治療後~翌日までは調子が良く、 痛みがやわらいでいました。 翌々日から、また痛みが出ています。
【3】 前回治療後、その日は良かったけれど、翌日はとても痛みがひどかった為、病院に行きました。 最近、夜間2回くらい激痛で目が覚めます。しかし、日中は、1回の発作の時間が短くなってきたようです。 発作の回数も減ってきたようです。
【4】 前回治療後、その夜は一晩中痛み、一睡もできませんでした。翌日の夜も朝方5時迄眠れず、翌々日の昼間にやっとゆっくり眠れました。今は、夜間は顔よりも頭痛が一晩中続いています。 治療中は痛みもなく、ゆっくり休めたようです。

【5】 前回治療後~翌々日までは、 夜間ずっと痛みました。 その後、ここ2~3日は良いです。 痛みと痛みの間隔が空いてきました。 昼間は頬に痛みが走り、 夜間は頭の中がズキズキして、 1時間半~2時間ごとに目がさめます。
【6】 あまり変わりません。 今回は日によって変わらず、毎日痛みました。 今日だけは調子が良いようで、 午前中3回しか痛みませんでした。 (今迄で一番少ないようです)。 痛みの発作と発作の間隔が長いです。 今までは激痛でしたが、今はそれほど 激しい痛みではなくなってきています。 夜は、2~3回は起きますが、眠れています。
【7】 痛みと痛みの間隔が長くなってきています。 以前のような激痛ではなく、日中は、瞬間的な 痛みが5~6回位あります。 夜間の頭痛でよく眠れません。
【8】 おとといから、昼間の顔面の痛みが ほとんどありません。 寝てからの頭痛は、時々ありますが、 以前のような痛みではありません。 頭の位置が変わるからか、 起床時に頭がズキッとしますが、 その後は、それほどありません。
【9】 前回(3/30)治療後~今日(4/13)まで、 うそのように顔面の痛みがありません。 強いて言えば、歯磨きの時に少しありますが、 普段の痛みは全くありません。 夜間の頭痛もなくなりました。 夜寝つきが悪く、朝方うつらうつらします。 週2~3日は、1時間位しっかり昼寝ができます。

◆16日間、顔面の痛みがないということで、 治療は終了しました。
この記事の投稿者: 平田 祥
◆治療にこだわりすぎると言われる院長の紹介 ◆
必ず治りたい依頼主のために
「つらい症状」と「鍼の違和感や痛み」を天秤にかけた時に、あなたの鍼に対する「違和感や痛み」が出ないように、更に、希望に沿うように第一に治療します。しかし、「つらい症状」が取れるなら、「鍼の痛みや違和感」が出ても、鍼数や鍼の深さを深くして一刻も早く、あなたの症状を取る方を優先します。一見過激な治療のよう見えると思います。しかし、一刻も早く、「痛みや違和感」を取り除くためには避けては通れません。
治るなら赤字でも
1回10本程度置く鍼灸治療院があるとします。私は、1回に100本を置くことも普通にあります。 これは、1回に10本置く治療院の10回分に相当しますよね。1週間に1回治療したとして、10週間分、2ヶ月半分の治療にもなるのです。しかし、ここでは、100本でも200本でも、治療料金は、変わりません。こんな破天荒な治療なので「普通に赤字」になってますが、あなたが治るのであれば気になりません。こんな治療、身体への負担も大きいでしょうね。 あなたに良くなってほしいと強く思っているから、「治すこと」に妥協していないのです。
たかが「肩こり」、されど「肩こり」
例えば、「肩こり」・・・・・・「肩こり」のひどい患者さんが訪れ治療をしたときに・・・「こんな治療(長時間で丁寧な)をされたのは、初めてです。」と言われたことがあります。私は何を治療したのか?・・・とあらためて考えたことがあります。「肩こり」の部分を難しい病気に置き換える。
例えば、「糖尿病」「癌」「白内障」「脳性麻痺」・・・など
難しい病気の時だけ、全力投球?
そんな器用に使い分けはできません。
妥協なく全力なら、よくある「肩こり」でも、あなたの特別な「肩こり」になります。
それは・・ お金儲けのために・・?
「肩こり」ならコリのある部分だけに鍼を刺しても良いですよね。そのほうが、患者さんも「あー、「肩こり」の治療だから、肩に刺してるんだ」と納得してもらえます。「肩こり」なんだから、肩だけに集中すればいい。それが、「ダイレクトに商売」につながります。でしょう?でも、もし、「肩こり」を根本的に治療するとしたら、そして、「肩こり」を起こしにくい「身体」に修復するとしたら、「身体」全体を見る必要があります。加えて、時間も相当かかるし、技術的にも高度になります。
商売人なら、どんな治療でも「その問題の部分だけに集中しろ」と言うでしょう?。「肩こり」なら「肩こり」に集中!という具合に。それは、「単純に治療」することで、患者さんの回転を上げ、針代を浮かせて、「利益を得て儲かる」ということにつながります。もちろん、治療内容も患者さんに理解されやすい。「お金儲け」は、「世の中の常識」ですよね。
でも、「お金儲け」・・得意ではないんですよ。
職人としての判断「症状の再発を無くすために」
しかし私なら、基本的に「体全体の治療」をしたくなります。妥協してしまった「局所の治療(その場所の治療)」だけでは、再発する可能性が高いからです。「妥協をしない治療」とは、ベストを尽くして、それを積み重ねて、最後に完璧を目指す。そうなると、じっくりとその患者さんの病気に向かい合うしかありません。 しかし、それは、「危ない橋」を渡ることになります。なぜ、「体全体の治療」にこだわるのか?
なぜ、「危ない橋」をわたるのか?
それは、治療者、職人として、「あなたの体には何が必要なのか?」を判断したからです。あなたの体を「肩こり」を起こしにくい体にしたいから。まだまだ、生活を楽しんで欲しいから。ずっと、ずっと「元気」でいて欲しいからです。
おそらく、治療時間と回数は長くかかります。でも、あなたから得る利益、採算時間的な効率、あなた一人の予算には、目をつむること。無視することにしています。
それ相応の治療費をもらおうなどとは考えないことにしています。
ここが、「1番大切」なこと。
「安く治療してくれ」という要望に応えた訳じゃありません。「安く治療してくれるところ」は、巷にあふれています。そうでしょう?
わざわざ、「小さな鍼灸治療院」に来る必要はありません。
しかし、あえて、本院を選んでくれた「あなたの気持ち」だけに寄り添う「治療」がココには、あります。
私は、「たくさんの鍼」を刺しているのではありません。
あなたの「たくさんの幸せ」を一緒に探しているのです。
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◆ 院長 平田 祥
北九州市出身
・福岡教育大学卒業 <地学科 天体物理学>
・私立高校講師 物理 生物
・福岡県福津市内 公立中学校 理科講師
・鹿児島県 理科 教員採用試験に合格
・鹿児島県 正規 教員<教育公務員>
生徒指導主任、理科主任、道徳主任などを歴任
教育論文など発表 特選など受賞
退職
現在 鍼灸師